〒252-0373 相模原市南区北里1-15-1
北里大学人間科学教育センター
調査で寄せられた子育てに関するご質問を匿名化したうえで、小児科医・保健師が中心となってお答えしています。
メールマガジンでも随時ご紹介中です。
Q | 生まれてしばらくしてから湿疹が出て、乳児湿疹と言われ保湿をして少しよくなったのですが、2週間程前からアトピーの様な赤いプツプツが 胸のあたりと首から上全体(頭皮)に出ており、かゆそうでとてもかわいそうです。保湿をしても今回はまったくよくならないので、近々受診予定です。 第1子もお風呂に入ると赤い発疹が出て「かゆい」と言うようになったので、皮膚の事では悩んでいます。私がアトピーでアレルギー体質なので。 |
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A | それは心配ですね。 ただ、夏の時期にはアセモが多くみられ、お子さんのブツブツの出ている場所もアセモが出やすいところです。 ご自宅では清潔を保つためのシャワーと、汗をなるべくかかないようなエアコンの温度設定、扇風機の併用などを工夫してみてください。 ひどくなりすぎる前に皮膚科でご相談ください。 |
Q | 1歳半です。 手持ちぶさたの時や眠い時など、気がつくと指しゃぶりをしていることが多いです。歯科検診で指しゃぶりはやめさせるようにと言われましたが、 本人も意識していないようですし、無理やりやめさせると、かえって心の問題にならないかと心配です。 指しゃぶりがやめられないと、歯並びに影響するのでしょうか。 |
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A | 指しゃぶりは乳幼児でよくみられる癖です。 集中している時、不安な時など無意識にやっています。 歯並び等の関係で 「4歳くらまでにはやめさせたほうがいい」と言われることがありますが、その年齢に科学的な根拠はあまりないようです。指しゃぶりも歯並びに影響は与えますが、指しゃぶりよりも乳幼児期の「おしゃぶり」の方が 影響は大きいと言われています。 指しゃぶりをする子は年齢とともに少なくなります。4〜5歳で指しゃぶりをする子が周りから少なくなり、「自分もお兄さん/お姉さんだから止めよう」と思ったり、お友達に指摘されたりして、本人自ら意識してやめる場合も多くあります。1歳半では、止めさせようとしてもその意味を本人が理解できず、ストレスになる可能性があります。今は見守ってあげて下さい。 |
Q | 2歳10ケ月です。 歯磨きがキライです。子ども用のハブラシをくわえるのは出来るのですが、 自分できちんと磨けてはいません。仕上げ磨きをしようとすると口をつぐんでしまい、無理にしようとすると激しく抵抗します。 このままでは、虫歯が出来てしまうのではないかと心配です。 |
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A | 虫歯予防で一番大切なのはブラッシングです。 なるべく楽しい雰囲気を作って、お子さんの口の中をお掃除(ブラッシング)してあげて下さい。お子さんの好きな歌を聴きながら、歌に合わせてやってみるのも工夫の一つです。「ハミガキの歌」もありますね。今は嫌がっても、徐々に慣れればいいと思います。 乳歯でも歯並びが悪いと、磨き残しができそこから虫歯になっていきます。 どうしても磨ききれない場合は、歯科でフッ素塗布を定期的にやってもらうのはいかがでしょうか。 |
研究代表者:教授 島津明人
事務局:渡辺真弓
E-mail:wlb-project@umin.ac.jp