大会通信アーカイブ

過去に学会員の皆様に配信した内容のうち,「注目のプログラム紹介」をピックアップして掲載しています。


注目のプログラム⑦
特別対談「働くってなんだろう?」

大会初日12月4日(金)17時―18時ライブ配信☆彡の特別対談についてご紹介します。
対談いただくのは、メディアでもおなじみのテリー伊藤こと伊藤輝夫氏と、本学会の前理事長であり、精神科医・産業医として長年精力的にご活躍されている大阪樟蔭女子大学名誉教授の夏目誠先生です。
「過去」、働き方改革の真っただ中の「現在」、そして主体的朗働の創生に向けた「将来」の働き方について、お二人の対談を通して、皆様と考える時間になればと思います。
特にコロナ禍におけるリモートワークの増加は、世代による影響の違いも懸念されています。
中高年層の働き方やメンタルヘルスについて造詣の深いお二人から、皆様の現場での課題解決のきっかけをつかんでいただければ幸いです。
ビッグでレアな組み合わせによる、「働く」にまつわるオフレコありの対談(オンデマンド配信ではカットされてしまうかも!?)、どうぞご期待ください。


注目のプログラム⑥
社員がイキイキと働ける環境をめざして-日本航空が実践する働き方改革-

大会2日目12月5日(土)15時15分―16時00分ライブ配信☆彡の特別講演についてご紹介します。
講演いただくのは、日本航空株式会社執行役員人財本部長の小田卓也氏。
日本航空株式会社では、今でこそメディアで取り上げられるようになった「ワーケーション(work+vacation)」や「ブリージャー(business+ leisure)」といった,新たな制度をいち早く取り入れ、総労働時間の減少、年休取得率の向上、そして社員の意識改善で成果を出されてきました。
そこには、働き方改革に関して、まずはやってみようを合言葉に、小さく生んで大きく育てることで推進してきた道のりがあります。
本講演では、その道のりをけん引してきた小田氏より舞台裏をお話しいただくとともに、現在多くの企業が直面している「出社を前提」としない「New Normalな働き方」に向けた取り組みについても、詳しくご紹介いただきます。
各種制約のある現場において、Withコロナ、Afterコロナの働き方を模索されている多くの皆様にとってご参考となることと思います。どうぞ奮ってご参加ください。


注目のプログラム⑤
私とオリンピックとストレス~アスリートのコーピングの観点から~

大会2日目12月5日(土)12時10分―13時10分ライブ配信☆彡の特別講演についてご紹介します。
講演いただくのは、アーティスティックスイミング(シンクロナイズドスイミング)元オリンピック選手であり、ソウルオリンピック銅メダリストの田中ウルヴェ京氏。選手引退後は、米国でストレス・コーピングを中心とした最新のメンタルトレーニングについて学び、現在は日本スポーツ心理学会認定の指導士として様々な競技のメンタルトレーニングに携わっていらっしゃいます。
東京オリパラ出場予定の選手や指導者のメンタルトレーニングも多数関わられており、そこではありとあらゆるストレス状況を想定したコーピング方略による心的準備などが進められているそうです。刻々と変わる状況に対応できるよう設計されたトップアスリートのコーピング方略は、現在不測の事態への対処を余儀なくされている多くの方々にも参考になることと思います。どうぞ奮ってご参加ください。


注目のプログラム④
新型コロナウイルス対策と産業ストレス

大会初日12月4日(金)9時05分―10時45分ライブ配信☆彡のシンポジウムについてご紹介します。
開会後すぐのシンポジウム「新型コロナウイルス対策と産業ストレス」では、下記の通り神山先生を座長に、4名のシンポジストをお招きして開催します。
座長:神山昭男氏(医療法人社団桜メデイスン有楽町桜クリニック 理事長)
話題提供①:西條政幸氏(国立感染症研究所ウイルス第一部 部長)
話題提供②:矢内美雪氏(キヤノン株式会社安全衛生部 副部長)
話題提供③:佐々木那津氏(東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野 医学博士課程(社会医学専攻)3年)
話題提供④:時田征人氏(慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス SFC研究所 上席所員)

① 西條先生:ウイルス研究の第一線のお立場から、未知のウイルスであるCOVID-19を、呼吸器感染症としてより、動物由来ウイルス感染症の特徴を有するという点から、解説いただきます。過去に同じく人類を悩ませたSARS、MERSも動物由来ウイルス感染症であります。
② 矢内先生:実際の企業現場におけるCOVID-19対策や、それに伴う従業員への産業ストレスへの影響などをリアルにご報告いただきます。
③ 佐々木先生:2019年から追跡調査を行っている全国の労働者に対し、コロナ禍の2020年3月、5月、8月のインターネットによる追跡調査をもとに、特にCOVID-19関連のハラスメントと企業内感染症対策が、精神健康に与える影響についてご報告いただきます。
④ 時田先生:全国の労働者に対するコロナ禍の2020年6月、9月のインターネットによる追跡調査をもとに、在宅勤務やICT活用によるリモート会議など働き方の変化(一方で、在宅勤務がかなわない方々)が及ぼす、健康やウエルビーイングへの影響について、心理的ストレス反応に焦点を当てご報告いただきます。


注目のプログラム③
フィンランドにおける働き方と幸福

大会初日12月4日(金)10時50分―11時50分ライブ配信☆彡の特別講演についてご紹介します。
講演いただくのは、駐日フィンランド大使のペッカ・オルパナ(Pekka Orpana)氏。
森と湖の国フィンランドは3年連続、幸福度ランキング世界一位を獲得している国です(World Happiness Report 2020)。
また、OECD Better Life Indexの多軸評価においては、OECD平均をすべて上回り、特に当学会と関わりが深い「ワークライフバランス」「社会的結びつき」「主観的幸福」の評価は突出しています。
2018年より着任され、日本の働き方の現状を熟知しているオルパナ氏のお話だからこそ、すぐに日本でも取り入れられる「フィンランド流働き方と幸福」のヒントをご期待ください。


注目のプログラム②
Mental energy at work: from burnout to engagement

大会初日12月4日(金)13時10分―14時ライブ配信☆彡の基調講演についてご紹介します。
講演いただくのは、オランダ・ユトレヒト大学のウィルマー・B・シャウフェリ(Wilmar B.Schaufeli)教授。
ご紹介するまでもなく、シャウフェリ教授はワーク・エンゲイジメントの提唱者でいらっしゃいます。ワーク・エンゲイジメントとは、仕事に主体的に向かい活力を得ている心理状態です。
本大会の一般演題の中でも、数多く指標として取り上げられています。仕事に向けられた比較的持続するポジティブな状態であるワーク・エンゲイジメント。コロナ禍における、メンタルヘルス対策を検討するにあたり、シャウフェリ教授から最新の学説を直接学べる貴重な機会です。
奮ってご参加ください。


注目のプログラム①
特別講演「コロナ時代のガヴァナンスと『個』と国家」

大会初日12月4日(金)12時―13時ライブ配信☆彡の特別講演についてご紹介します。
講演いただくのは、共同通信編集委員、早稲田大学客員教授、長崎大学客員教授の太田昌克氏。
太田氏といえば、テレビ朝日 報道ステーションにて、日々のニュースをより深く・わかりやすく解説するコメンテーターとしてご存じの方も多くいらっしゃると思います。
外交や国家施策の専門家である太田氏ならではの観点で、ガヴァナンスや国家というマクロの視点と、『個』というミクロの視点双方から、コロナ時代の在り方・働き方を学べる貴重な講演です。
奮ってご参加ください。


いずれも皆様が、コロナ禍における産業ストレスと向き合う上で新たな視点が提供されることと思います。どうぞ奮ってご参加ください。